横浜から考える、エネルギーと暮らしの未来
こんにちは!
環境エネルギー課です。
先日、横浜市にある「北部汚泥資源化センター」を見学してきました。
ここは、下水処理で発生する“汚泥(おでい)”を再利用し、エネルギーとして活用している施設です。
横浜市では、市内の複数の水再生センターで発生した汚泥をこの施設に集約しており、市内で汚泥の処理とエネルギー化を行う“地域完結型”の仕組みを実現しています。
【タマゴ型タンクの正体】
施設のシンボルでもある大きな卵型のタンク。
これは「消化タンク」といって、汚泥をメタン菌で発酵させてバイオガスを作り出しています。
この消化タンクは、全長33m・地下8m埋まっているそうです!!!
エレベータで頂上まで上がりタンクの中を覗き込む事もできました!
消化タンクのハッチを開けて中を覗き込むと、黒い液体の中に黒い気泡が見えてブクブクしているのが確認出来ます!
バイオガスは、施設内での発電や熱利用に活かされており、電力の多くを自家発電でまかなえる仕組みになっています。
また、発電の際に出る熱も「熱交換器」を通して再利用。
汚泥の加温などに使われており、エネルギーを無駄なく循環させる仕組みが整っています。
【横浜市の取り組みは国内外から注目】
下水を“エネルギー資源”として活用するこの取り組みは、環境省や多くの自治体からもモデルケースとして注目されています。
都市部でここまで効率的に汚泥の再利用を進めている例は珍しく、横浜市は“循環型社会”づくりの先進都市の一つとして知られています。
【家庭でもできる“再エネ”生活】
こうした取り組みを見て、「家庭でもエネルギーの循環をつくれる!」と感じました。
それが、太陽光発電+蓄電池の組み合わせです。
昼間に発電した電気を夜に使えば、電気代の節約はもちろん、停電時も安心。
しかも今は、太陽光+蓄電池を初期費用0円で導入できるプランも登場しています。
さらに、高効率給湯器や電気式の設備を組み合わせれば、CO₂をほとんど排出しない暮らしも実現可能です。
私たちは、横浜市の先進的なエネルギー循環のように、家庭から始める“再エネ”の輪を広げていきたいと考えています。
地球にも家計にもやさしい、
新しいエネルギーのかたちを一緒につくりませんか?